高校時代の体育教師のお話。
ふと思い出したので覚書程度に綴ります。
高校1年生の時の体育教師が有名大学ラグビー部出身の方だった。
その方の意向で担当授業ではラグビーを勉強していた時期があった。
教室でラグビーのビデオを見せてくれた事もあり、
テレビ中継を録画したその映像には、先生が選手として出場している物もあった。
だが、
学校側から他の球技よりも比較的危険なスポーツのイメージが強く怪我が怖いし、
必修科目では無い物に力を入れるのはどうか、という圧力があったらしい。
生徒側はあまり触れた事の無いスポーツという事で
意外にも人気だったし、何より先生が活き活きとし楽しかった記憶があるが、
先生は多くを語らずに「今日はサッカー」「今日は野球」「今日はマラソン」
といった感じで、卒業までラグビーに触れる事は無かった。
先生は、私達にラグビーの楽しさを教えたかったのだろう。
大学で4年間ラグビーに打ち込み、群馬県片田舎の体育教師になり、
俺がこんなに愛してやまないスポーツを少しでも子供達に紹介したい。
もしかしたらここから未来の優秀選手が生まれるかもしれない。
などと思っていたのかもしれない。
これを読んでいるあなたはラグビーをやった事がありますか?
私はラグビーをやった事があります。
あの時の先生が居たからです。
経験は宝なり、そして武器なり。
有難う御座いました。